上州武尊周辺(群馬) 田代山(1351.2m) 2020年11月8日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:08 駐車箇所−−6:01 廃林道を離れる−−6:30 登山道を離れる−−6:42 田代山 6:46−−6:57 登山道−−7:21 廃林道−−7:57 駐車箇所

場所群馬県利根郡川場村
年月日2020年11月8日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車
登山道の有無田代山北尾根は道無し
籔の有無道の無い区間は笹藪
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント以前、浅松山に登った時に笹藪で断念した田代山に再挑戦。前回使った林道は改修工事が進行中で上部はコンクリート舗装になっていたが、工事個所以降は車両通行不能で廃林道化進行中。1250m鞍部から延びる破線は存在しており、田代山北尾根で破線を離れて笹藪を漕いで山頂へ。三角点は探し出せなかった。下山時にズボンをチェックしたら無数のダニが取り付いていた!!




真新しい舗装の林道路側に駐車 古い林道を削って拡張工事中
浅松山の案内標識 6時少し前にライト不要な明るさに
廃林道脇の朽ちかけた東屋 林道から登山道?への分岐点
笹の進出があるが道は比較的明瞭 1290m鞍部付近
田代山分岐点 テープに「田代山↑」と書かれている
最初の1330m峰。高さは低いが笹が濃くなる 中間地点付近
6時37分に朝日が出てきた 田代山山頂。達筆標識あり
達筆標識裏側。設置年は塗装剥がれで読み取れず もう1つの山頂標識
廃林道へ戻る 分かりにくいが林道脇の謎のアンテナ
浅松山直下付近 最後は林道をショートカット
林道工事現場を振り返る 駐車箇所


・ずいぶん前に浅松山に登った時に田代山も一緒に登ろうとしたのだが、地形図に書いてある破線は存在せず笹薮に覆われていて時間がかかりそうだったので田代山は割愛した経緯があった。今回は田代山単体を攻める予定である。

・ルートをどうするか悩んだ。前回は西側の太郎集落から浅松山直下を通る林道を使ったのだが、工事中で途中から歩きとなった。数年経過しているのでもう工事はやっていないと思うが、本当に通行可能か不明。前回はゲートは無かったので今もゲートは無いままだと思うが路面状況が普通車で入れる程度か分からない。もし浅松山直下まで普通車で入れるならこちらのルートが最短となろう。

・中野集落から浅松山南側の沢沿いに林道があるのでそちらから攻める手段もある。もしこちらの林道が終点まで車で入れて前回の林道が前回と同じ地点までしか入れない場合は、こちらの方が山頂までの距離は短いと思うが林道のゲートの有無や路面状況が不明。いろいろ考えたが、もし車で入れた場合に標高が稼げて楽ができる、前回も使った西から上がる林道へと入ることにした。

・カーナビで林道入口を探し出して小さな太郎集落から林道へと入るが前回の記憶はほとんど残っていない。集落を通過して左眼下に大きな工場のような建物が出現してその上部を横切ると、突如として真新しい舗装された広い林道が出現。前回はこれは無かったはず。しかし舗装はすぐに終わって今までと同じようなダートに変わってしまう。これが昔の姿だろう。

・この先は普通車でも走行可能であるが路面状況は悪く、かなり低速で走行しないと底をぶつけてしまう。前回はこれほど道は悪くなかったような気もするが。ところが標高900m付近を通過すると舗装道路に変身! これは前回には絶対に無かった光景で、もしかしたら前回の工事はこの舗装のための工事だったのだろうか。

・どうせすぐに舗装が切れると思ったらなかなか切れず、標高1130m付近で林道を塞いで工事している現場まで舗装が続いていた。この工事は古い林道を拡張して舗装する工事のようだが、どこまで道を良くするのだろうか。このまま浅松山まで舗装になれば短時間で登れるようになる。

・日曜は工事をやらないとは思うが、念のために工事現場より下部の広いカーブに駐車して歩き出す。まだ暗い時刻だがしばし林道歩きなのでLEDライトでも問題ない。

・工事は古い林道を削って行っているので工事現場で車両は完全に通行止め。それどころか工事中は歩いて通過も無理かも。今は夜明け前の無人なので問題なし。

・工事現場より先は古い林道がそのまま残っていたが、これまでとは違って明らかに廃林道化が進んでいる。おそらく工事のために年単位で通行不能になっているとしか思えない。前回ここを歩いた時には普通車で走行できそうな路面状況だったと記憶している。

・林道が主稜線から離れる場所に手製の浅松山の案内標識が出ていたが示している方向は不明で、このまま尾根を登るのか林道を進むのか分らない。経験者の私には尾根は笹藪に覆われて道が無いことを知っているので林道を進む。なお、明るくなった帰りにこの標識を見たら廃林道を進むように左を指していた。

・林道をそのまま進んでは最終的には田代山から遠ざかってしまうため1250m鞍部で破線が稜線に分岐する箇所で破線に乗ることにした。ネット検索によるとこの破線は存在するとのこと。浅松山に登った時に山頂で見た朽ちた標識に関係した登山道の生き残りか、それとも林業作業用の道だろうか。

・北に大きく張り出した尾根を回り込むのが面倒なのでショートカットしようかと思ったが、斜面の笹が濃かったので素直に林道を歩いた。

・尾根を回り込み終わった1250m鞍部が林道から登山道?への分岐点。標識等は無いが明瞭な道が右手の緩やかな尾根へと上がっているので迷わずそちらへ。新たに笹が刈られた形跡はなく多少の笹のはみ出しはあるが、道は比較的明瞭だ。この笹の状況だと全く手入れしなければ数年で笹藪化しそうなので、毎年とは言わないまでも数年に一度程度は手入れされているように思えた。

・田代山分岐まで緩やかな地形が続くので行き過ぎないよう読図は慎重に。田代山北尾根である1325m肩に到着すると木に巻かれたテープに田代山の文字があった。私と同じ考えの人が他にもいるようだ。

・この先は最初だけ笹が生えていない歩きやすい植生だが、その先は尾根が広い影響か獣道もない笹薮を分けて進んでいく。笹の高さは腰程度なので視界が得られるのは助かるが、足元の笹の濃さはそれなりで足に受ける抵抗は大きい。これで笹が濡れていたらイヤな場所だが今日は乾いているので存分に笹の海を突き進む。

・なだらか過ぎてどこが1320m鞍部なのか分からないが、鞍部から緩やかに登ったこれまた緩やかなピークが田代山山頂であった。それまでよりもやや笹は薄いが全体を笹が覆っている。立木があるので展望は悪いのはしょうがないだろう。山頂標識は達筆標識とこげ茶色の比較的新しそうな標識の2つ。達筆標識の裏側には設置年月日が書き込まれているのだが、年の部分の塗装が剥げて読み取れなくなっていた。

・地形図によると山頂に三角点があるはずなので探したが見当たらず。この程度の笹の濃さなら三角点が見つからないはずはなく、頭が地面すれすれで落ち葉に隠れているか、大きな倒木があったのでその下敷きになっているかのどちらかだろう。

・帰りは往路を戻る。日曜なので工事はお休みだろうと思っていたが、もしやっても午前8時が作業開始時刻だろうと予想していたが、かえりの工事現場通過時刻は午前8時前なのに2人ほどが現場に入っていた。道を塞いでの工事現場はショートカットして工事現場手前の駐車スペースへ直接下ったが、二人の作業員からは私はどんな人種に見えただろうか? 足は長靴、背中にはごく小さなナップザック、防寒のため安物の雨合羽(灰色)で、工事現場にいても不自然ではない服装だ。特に長靴が重要 (笑) 近くを通過したが話しかけられることはなかった。しかし日曜日も工事をするとは。冬は積雪で工事が中断されるので無雪期にまとめてやっているのだろうか?

・工事現場から駐車余地まで200m程度。まさか日曜日も工事をやるとは思っていなかったが念のため離れた場所に駐車して正解だった。

 

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